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接地線の太さ
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160-2 接地線の太さ
 接地線は、160-2表の太さの軟銅線又はこれと同等以上の強さ及び太さの容易に腐食し難い金属線であって、故障の際流れる電流を安全に通ずることのできるものであること。(解釈20)
160-2表 接地工事の種類と接地線の最小太さ
接地工事の種類 接地抵抗値 接地線の最小太さ(銅線の場合)
A 種 10Ω以下 一般 2.6mm
避雷器 14mu
B 種 (150/変圧器高圧側電路の1線地絡電流)以下

ただし、変圧器の高圧側電路と低圧側電路の対地電圧が150Vを超えた場合に、1秒を超え2秒以内に自動的に高圧電路を遮断する装置を設けるときは、「150」は「300」に、1秒以内に自動的に高圧電路を遮断する装置を設けるときは、「150」は「600」とする。
変圧器
一相分
の容量
(kVA)
100V級 200V級 400V級 -
5まで 10まで 20まで 2.6mm
10 20 40 3.2mm
20 40 75 14mu
40 75 150 22mu
60 125 250 38mu
75 150 300 60mu
100 200 400 60mu
175 350 700 100mu
C 種 10Ω以下 - 1.6mm
D 種 100Ω以下 -
[備考1] 「変圧器一相分の容量」とは、次の値をいう。
 (1) 三相変圧器の場合は、定格容量の1/3kVAをいう。
 (2) 単相変圧器同容量の△結線又はY結線の場合は、単相変圧器の1台分の定格容量をいう。
 (3) 単相変圧器V結線の場合
  a 同容量のV結線の場合は、単相変圧器の1台分の定格容量をいう。
  b 異容量のV結線の場合は、大きい容量の単相変圧器の定格容量をいう。

[備考2] 一つの遮断器で保護される変圧器が2バンク以上の場合、「変圧器一相分の容量」は、各変圧器に対する[備考1]の容量の合計値とする。

[備考3] 単相3線式の場合は、200V級を適用する。

[備考4] B種接地工事の場合、埋込み又は打込み接地極によるときは、この接地極が他の目的の接地又は埋設金属体と連絡しないものでは、銅14mu(変圧器を電柱上又はピラー内に設置するものでは、銅2.6mm)よりも太いものを用いなくてもよい。


[備考5] C種及びD種接地工事の接地線の太さについては、JEAC 8001 「内線規程」1350-3条を参照。

[備考6] B種接地工事の接地線の太さの算出根拠の基礎については、JEAC 8001 「内線規程」 資料1-3-6を参照。

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