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220-5 耐塩用高圧耐張がいし
- 高圧架空電線路に用いる磁器製の耐塩高圧耐張がいしは、次の各号に適合するものであること。
@ 材料及び組立は、JIS C 3826 (高圧耐張がいし)の7.の規定によること。
A 外観は、JIS C 3826 (高圧耐張がいし)の6.の規定によること。
B 性能は、JIS C 3826 (高圧耐張がいし)の8.に規定する試験方法により試験したとき、220-9表のとおりであること。
220-9表 耐塩用高圧耐張がいしの性能
項 目 |
性 能 |
商用周波注水耐電圧1分間 |
35kV |
雷インパルス耐電圧(乾燥) |
90kV |
商用周波油中破壊電圧 |
100kV以上 |
課電破壊荷重 |
40kN以上 |
冷熱 |
温度差90℃以上(冷水温度0〜10℃)に10分間、3回浸したとき、がいしの各部に異常がないこと。 |
吸湿性 |
磁器内部に液がしみ込まないこと。 |
亜鉛めっき |
付着量は450g/u以上。ピン、ナットは350g/u以上。なお、タップ通しを行ったナットは、この限りでない。 |
商用周波電圧 |
50kVの電圧でがいしの各部に異常がないこと。 |
高周波電圧 |
がいしの各部に異常がないこと。 |
引張耐荷重 |
13kNの荷重を加えたとき、がいしの各部に異常がないこと。 |
C 試験方法は、JIS C 3826 (高圧耐張がいし)の8.の規定によること。
D 表示は、JIS C 3826 (高圧耐張がいし)11.の規定によること。
- 塩害地域の程度により、次に示す性能を参考とすること。(推奨)
@ 引張耐荷重 15kN
なお、必要があれば220-8表の性能試験を当事者間の協議により行うことがある。
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