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高圧カットアウト用ヒューズ
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245-2 高圧カットアウト用ヒューズ

 高圧カットアウトに使用する非限流形高圧カットアウト用ヒューズは、次の各号に適合するものであること。

@ 定格は、245−4表によること。

245-4表 ヒューズの定格
定格電圧V 7,200
定格電流A 1、 2、 3、 5、 7、 10、 15、 20、 25、 30、 50、75、 100
定格遮断電流A 1,000 、 2,000
[備考1] 定格遮断電流は、使用するヒューズ筒によって決まる。

A ヒューズは、電気的および機械的に十分な耐久性を持ち、高圧カットアウトに容易に装着できるものであること。

B ヒューズの性能は、Cに規定する試験方法により試験したとき、245-5表のとおりであること。

245-5表 ヒューズの性能
項    目 性      能 試験方法
抗 張 力 20N以上で1分間以上異常がないこと Cb
温度上昇 頭部金物 35℃以下 Cc
被覆筒表面 50℃以下
溶断特性 速動形
テンションヒューズ
定格電流の125%に連続耐えること
定格電流の200%で2分以内に溶断すること
定格電流の500%で5秒以内に溶断すること
Cd
遅動形
タイムラグヒューズ
定格電流の125%に連続耐えること
定格電流の200%で2分以内に溶断すること
定格電流の500%で5秒以内に溶断すること
遮 断 性 能 定格遮断電流を確実に遮断し、高圧カットアウト各部にはなはだしい損傷がないこと Ce

C 試験は、次によること。

 a 構造試験は、Aに規定する事項およびDの表示に適合すること。
 b 抗張力試験は、頭部金物を使用状態に準じて保持し、導線端に20N以上の張力を静かに加えて1分間以上経過させ、各部の異常の有無を調べること。
 c 温度上昇試験は、周囲温度40℃以下において、高圧カットアウトに供試品を取付けて定格電流を連続通電し、各導電部の温度が一定になったときの各部の温度上昇を測定すること。
 d 溶断試験は、周囲温度40℃以下において、高圧カットアウトに供試品を取付、使用状態に取付けて行うこと。
 e 遮断試験は、高圧カットアウトにヒューズを取付、245-6表の条件で遮断を行うこと。

245-6表 遮断試験値
給与電圧 回復電圧 周波数 遮断電流(対称値) 力 率
7,200V以上 6,840V以上 40〜70Hz 定格遮断電流 1回 遅れ50%以下

D ヒューズの表示は頭部金物の表面に容易に消えない方法で、次の事項を示すこと。

 (a) 定格電流
 (d) 製造者名またはその略号もしくは登録商標

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